インテリアとしての書道
もっと気軽に生活空間の一部として書が『そこ』に溶け込んでいたら作家冥利です。
書道というと、書初め、年賀状、展覧会と、どこかかしこまったイメージがあり、
また『何て読むのか?』『なぜきれいな文字でないのか?』『なんじゃこりゃ?』
と、理解不明な点が数多く混乱することは、当たり前のことなのです。
では、書家のいう書とは、ザックリいいますと線質をいいます。
よい線質をつくるには道具はもちろんですが、速度、筆圧など等の技術が大切です。
私も書道を勉強してから3年くらいに、なんとなくわかってきたような・・・
と、具合ですので、わからなくて当然なんです。
ただ本物は飽きがなく何気に『そこ』にあるものなのです。
まずは、鑑賞しましょう。
できたらトイレが理想的です。
其言也善(そのげんやよし)
『人の将に死せんとする、その言や善し』
人間誰しも、死に際には本心に立ち返って、正しいことを言うものだ。転じて、人のいう言葉に感動すること。誉め言葉。
出典 『論語』泰伯